
PERSON
山川醸造の人

3代目 山川晃生
「伝統的なたまり醤油づくりを存続していくためにはどうしたら良いだろう」。2代目から経営のバトンを託された当時、そんなことを考え続けていました。手間ひまかかる昔ながらの木桶仕込みは生産量に限界があり、商いとしても決して効率的ではありません。時代の変化とともに、木桶で仕込む蔵元は徐々に姿を消しており、このままではたまり醤油の伝統文化そのものが途絶えてしまう。危機感を覚えた私は、従来の業務用卸から個人ユーザーへ販路を広げることを决め、「こういう商品があったら喜ばれるのでは」と思い浮かんだアイデアを次々に形にしていきました。たまごかけごはんのたれ、アイスクリームにかける醤油などはその中から生まれたヒット商品の一例です。
ありがたいことに、今では全国各地のお客様からご注文をいただくようになりましたが、私たちの根底にあるものが揺らぐことはありません。伝統的なたまり醤油づくりを次世代へ。職人の技とともに、その志もしっかりと継承していきたいと思います。
4代目予定 山川華奈子
山川醸造の暖簾を守る両親のもと、3人姉妹の次女として生まれ育った私は、物心ついた頃には「後を継ぐ」と周囲に宣言していました。蔵に入るのが好きで、大きな木桶たちを見上げながら醤油醸造の神秘を感じた時間が私の原点といえるかもしれません。
大学卒業後、東京に移り住み、食品商社に就職。さまざまな経験をさせていただける恵まれた職場でしたが、家業のことが頭から離れることはなく、26歳の時に岐阜に戻りました。そこから伝統的な木桶仕込みのたまり醤油づくりを一から学びつつ、山川醸造のことや、たまり醤油の魅力を広く知っていただくための広報・マーケティング活動に取り組んでいます。
「食」はいつの時代も、人と人をつなぐ大切なコミュニケーションシーンの役割を果たしてきました。今後はライフスタイルの多様化にともない、食に対する価値観も多様化が進むでしょう。料理のあり方、食を囲む時間のあり方、健康的な食のあり方。そうした課題に、たまり醤油の作り手としてどう応えていくか。私たちの挑戦はこれからも続いていきます。

たまり醤油の主原料は、たんぱく質が豊富な大豆。大豆と小麦を同量程度ずつ用いるこいくち醤油の約2倍のうまみを含んでいます。

濃厚な色から「塩分が多いのでは?」と思われがちなたまり醤油。実際は約16〜17%で、こいくち醤油とほとんど変わりません。

大豆のうまみが凝縮されたたまり醤油は、和食の万能調味料。これだけで煮物や焼き物、炒め物の味がまとまり、重宝します。
おいしさをずっと。新しさをもっと。

希少な昔ながらの木桶仕込み。

長良川の伏流水を使用。

引き出す大豆のうまみ。

たまり醤油の楽しみ方を提案。
PRODUCT
看板商品
伝承美濃地溜 みのび
十水仕込溜醤油 長良
その他の人気商品
いつもの食卓にも、大切なあの人への贈り物にも。山川醸造の商品をぜひお役立てください。
![]() だし入りたまり |
![]() たまごかけ |
![]() はちみつ醤油バター |
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工場併設直営店

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住所
岐阜市長良葵町1丁目9番地
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電話番号
058-231-0951
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営業時間
8:00〜18:00
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定休日
日曜、祝日、第2・第4土曜
COMPANY PROFILE
会社概要
会社名 | 山川醸造株式会社 |
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代表者名 | 山川 晃生 |
所在地 | 〒502-0047 岐阜県岐阜市長良葵町1-9 TEL.058-231-0951 メールアドレス info@tamariya.com |
創業 | 1943年(設立 1948年7月10日) |
業務内容 | 溜醤油・醤油・豆味噌の製造販売、主に外食産業向けのOEM製造 |
卸売・OEMのお問い合わせ
主に外食産業向けに原料供給やOEM製造を承っております。お気軽にご相談ください。
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